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コラム
「俺とエランと米子の街」
表題作でもあるこのページ「俺とエランと米子の街」では、私の周辺でおこる様々な出来事、「米子の街」の紹介やお薦めスポット、「エラン」や「ロータス」に関するエピソード等を一話完結スタイルで綴ったエッセイ風短編集です

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No3 伯耆富士・大山
 30年以上前、小学校の社会科の授業で先生に教わった。 俺の住んでいる米子の街は、遠い昔、伯耆の国と呼ばれていたそうな。
  大山は標高1711メートルであるから、絶対値ではたいして高い山とは言えないが、その姿が見る人に与える安定感こそ、まさに富士山を想わせるところから、古来より伯耆富士( ほうきふじ )と呼ばれている。 俺は小さい頃から、この素晴らしく雄大な大山の姿を見ながら育ったのだ。 それこそ小学生の頃は、大山が国立公園に指定されている事を知って嬉しくてたまらず、この街に住んでいることを誇りに思っていたものだ。
ところで、列車に乗って米子の街に来た人なら知ってるだろうが、米子駅の東、大山のふもとに、俺の好きな伯耆大山駅がある。 そう、駅の名前が"ほうきだいせん"と読むのだ。 どうってことない小さな駅だが、この駅名が気にいっている。 それどころか、この駅の広場にはいつもタクシーが待機していて、うれしい事に、ドアには大きな字で、〔大山タクシー〕と書かれているのだ。 運転手さんも人情味あふれる人ばかりだが、彼らも俺と同じように、伯耆富士・大山を誇りに思っているに違いない。 ここでひとつ提案がある。 観光で大山に行くときは、まず伯耆大山駅で下車して、その素晴らしい駅名に感嘆しつつ、次は大山タクシーを利用して国立公園大山に向かうのだ。 緑あふれる自然環境と共に、最高のもてなしを味わう事が出来るであろう。

 このように、俺の住んでる街は大山を抜きにしては語れないのだ。米子の街に住む人々にとって、伯耆富士・大山は心のふるさとなのだ。